トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2022/07/19

【群馬】県道路整備課 多胡橋下部工を近く発注

県道路整備課は高崎市吉井町地内で計画している主要地方道高崎神流秩父線バイパス(矢田工区)整備事業の初弾工として、多胡橋の下部工を近く一般競争入札で公告する。対象となるのはP1、P2の2橋脚でそれぞれの発注となる。新設する多胡橋は橋長149m、4径間連続ポストテンション方式PCバルブT桁橋としている。橋脚の基礎工事にはニューマチックケーソンを採用する。設計は長大(東京都中央区)が手掛けた。
多胡橋は鏑川を渡河する橋梁として、同バイパスの4車線化に伴い既設橋梁(2車線)の下流側に1橋を新設し、4車線化を図るもの。橋長149・055m、全幅14・95〜19・02m。T桁は鉄筋282・9tとコンクリート約1770立方mで架設する。左岸側からA1、P1、P2、P3、A2を設置、上部工はA1〜P3を架設桁(二組桁)架設、P3〜A2はクレーン相吊り架設で施工する。
整備する3橋脚のうち、公告となるのはP1とP2。P1の基礎は深さ12m、幅12・5m、鉄筋80・3t、コンクリート約1830立方m。躯体は高さ11・5mの規模で鉄筋57tとコンクリート約375立方mを使用し整備する。
P2の基礎は深さ10m、幅12m、鉄筋49・5t、コンクリート約1350立方mで整備。高さ10・8mの躯体は112・8tの鉄筋と約360立方mのコンクリートを使用して設置する。
残るP3の発注は23年度以降となる。高さ11・3mで、119・4tの鉄筋と約520立方mのコンクリートを使用して仕上げる。
橋脚3基は張り出し式としており、基礎はP1、P2がニューマチックケーソン、P3は直接基礎となる。
橋台2基は場所打ち杭基礎の逆T式、A1は高さ6・1m、A2は高さ7・5mの規模で新設する。
多胡橋を設置する矢田工区は、全体延長約2560mを全幅24mで整備する。高崎市吉井町岩崎地内に位置する県道後賀山名停車場線と高崎神流秩父線との岩崎交差点を起点に南へ進み、吉井町吉井川地内にある国道254号と主要地方道神田吉井停車場線の交差点までをルートとする約1900mの新設バイパスとなる。