町内6校の学校再編を進めている白川町は、白川中敷地内(河岐1830)に新校舎を整備し、施設一体型小中一貫校としての活用を計画している。新校舎の基本計画・基本設計の事業者選定は2023年度に公募型プロポーザル方式を採用する予定だ。工事は同時期に行う新庁舎整備事業の進捗を見て進める。
現在、町では地域住民向けの説明会を町内5カ所で開催している。説明会では、21年9月に策定した「白川町立小・中学校一貫教育の基本構想」の内容などについて説明し、町民からの意見を求める。その後9月に設立する専門家委員会などで審議し、23年度の基本計画・基本設計の募集に向けた準備を進める。
町で計画している学校再編案は、施設一体型の小中一貫校の新校舎整備と並行して蘇原小を白川小に、黒川中を白川中に統合し、小学校3校、中学校1校体制とする。佐見小と黒川小は施設が新しい旧佐見中、旧黒川中の施設を活用する。その後町内3校を9年制義務教育学校「美濃白川学園(仮称)」に再編し、白川小・中を本校に、佐見小と黒川小を小規模の分校として活用する。
同町では、20年4月に白川北小が白川小に、22年4月には佐見中が白川中に統合されている。
建通新聞