長岡市は14日、簡易評価型プロポーザル方式で選定していた、次の基本設計2件を特定した。
▽与板地域交流拠点施設(仮称)建設工事 与板町与板地内
最優秀者は太陽設計(新潟市東区卸新町2丁目)。
老朽化や耐震性の不足等の課題を抱えている「よいたコミュニティセンター」および「与板支所」について、現与板支所を除却し、跡地にコミュニティセンターおよび与板支所の機能などを集約した「与板地域交流拠点施設(仮称)」を建設・運営する予定。施設規模は延べ1800平方メートル(地域交流センター1350平方メートル、行政機能450平方メートル)程度で構造は基本設計において検討する。市民活動のより一層の交流・活動の場、また、観光資源などの情報発信スペースを備えた地域交流センター機能に行政機能を併設した複合施設とする。提案内容は「施設コンセプトの実現」、「複合施設としての設計プラン」、「工事費等の抑制」の3項目。契約限度額は1700万円(税込)とし、2023年度に実施設計、24−25年度に建築・電気設備・機械設備・外構工事を行い、25年度中の供用開始を予定する。
▽栃尾消防署移転工事 栄町2丁目地内
最優秀者はワシヅ設計(長岡市蓮潟3丁目)。
栃尾消防署は築50年以上経過しており、狭あい・老朽化が著しく耐震基準も満たしていないことから、20年度に先行整備した栃尾防災ヘリポートの北側敷地に移転を予定しており、その移転新築建設工事の基本設計を行うもの。施設規模は延べ1300−1400平方メートル程度、構造は基本設計において検討する。敷地面積は3391・04平方メートル。大規模地震や水害など、災害時にも継続的に庁舎機能を維持できる施設とする。提案内容は「さまざまな災害に迅速に出動できる態勢」、「隣接するヘリポートを考慮した施設」、「救助訓練が実施できる施設」の3項目。契約限度額は670万円(税込)とし、23年度に実施設計、24−25年度に建築・電気設備・機械設備工事を行い、26年度からの供用開始を予定している。
履行期限は2件ともに23年3月31日まで。