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日刊建設工業新聞
2022/07/20

【鳥取】21年度工事成績平均点/土木80.7点、営繕79.6点/最高93点が鳥取に1件/県工事検査課

2021年度に県が完成検査した土木工事の工事成績評定の平均は80・7点となり、過去最高を記録した。80点台は前年80・0点に次いで2年連続。また、営繕工事(建築・設備)の平均は79・6点で、前年を1・0ポイント上回り、80点台に近づいた。県工事検査課が15日までに集計結果をまとめた。
 工事成績評定の集計は21年度に検査した、土木工事が予定価格500万円以上の554件、営繕工事は同250万円以上の191件が対象。
 土木工事の内訳は、専任の検査専門員が検査する1500万円以上が482件で平均は81・0点、各県土の兼務検査員が検査する1500万円未満は72件で平均78・8点だった。
 全体平均は前年を0・7ポイント上回る80・7点。18年度(78・0点)以降、19年(78・9点)、20年(80・0点)、21年と3年連続で上昇した。
 最高点は、過去最高の93点が鳥取管内に1件あることが分かった。次いで89点が鳥取3件、八頭1件と続いた。工事成績の分布状況は82点が最多の68件。
 管内別では米子管内が81・2点と高く、八頭管内の80・2点に比べて1・0ポイントの差がついた。
 一方、営繕工事の内訳は、建築工事95件の平均が79・2点、設備工事96件の平均は79・9点で、ともに過去最高。最高点は建築86点が1件、設備は85点の2件があった。
 土木工事の「評定要領」は、評定項目の文言を分かりやすい表現に修正するなど一部改正を重ねてきた。平均点の上昇傾向について、検査課は「施工者が評定内容をよく理解しており、ポイントを押さえている」と結果を分析している。


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