全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　高岡市は１４日、広小路地内「高岡市役所庁舎整備基礎調査業務委託」について指名競争入札で開札し、８６０万円で中川建築設計事務所に落札した。
　整備に向けて▽現庁舎の免震化への改修▽現敷地での建て替え・新たな土地を取得して新築▽御旅屋セリオ（御旅屋町）を含めた既存施設への移転―の３パターンを軸に比較検討に取り組む。
　業務では、３つの場合の概算コストを計算し、パターン別のメリットやデメリットを洗い出す。現庁舎とセリオについては、劣化状況を調査し、耐震や防災対策に向けた改修を検討。建て替え・新築については、現庁舎と同程度の規模でイニシャルコスト、ランニングコストを含めて算出される。
　委託期間は１２月２８日まで。予定価格は９０６万９７７４円。
　市では、関係課で庁舎整備庁内検討チームをつくり協議を進めている。その方針決定の際に判断材料として用いる基礎資料となる。
　現庁舎は１９８０年に建設された。築後４２年が経過し、一部には耐震強度の不足が見られる。施設規模はＳＲＣ造地下１階地上８階建て、延べ床面積約１万５０００平方メートル。セリオは、高岡大和が撤退し、空きフロアが課題となっている。