日産化学(東京都中央区日本橋2ノ5ノ1)は、港区築地町の名古屋工場内で、倉庫の建て替えを計画している。計画に先立ち、同社は土壌汚染調査を実施。基準値を超える特定有害物質を検出したとして、名古屋市へ報告した。
倉庫の建て替え用地は約1900平方bを想定。2024年までに着工する予定としているが、汚染への対策を図るため「スケジュールが遅れる可能性もある」とした。施設規模は回答を控えたものの、設計は後藤建築設計室(名古屋市中川区)が担当する見通しを示した。施工者については、今後、選定するとしている。
土壌汚染調査は、倉庫の建て替え用地を対象に実施。調査の結果、基準値の2〜33倍に相当するカドミウムおよびその化合物、25〜100倍に相当するヒ素およびその化合物、1・1〜5・4倍に相当するふっ素およびその化合物を検出した。
提供:建通新聞社