建通新聞社(神奈川)
2022/07/12
【神奈川】横浜市 本郷中設計プロポ手続き開始
横浜市建築局は、本年度の市立小・中学校施設の建て替え2校目となる本郷中学校の設計者選定で、きょう7月12日、公募型簡易プロポーザルの手続きを開始する。件名は「本郷中学校建替え工事に伴う設計業務委託」。参加資格は所在地区分が「市内」か「準市内」の単体か、「市内」を含む2者JV。業務実績、技術者要件がある。参加意向申出書の提出期限は7月27日正午、提案書の提出期限は9月2日。
プロポーザルでは二段階評価を行う。一次評価は書類評価で5者程度を選定し、10月14日に結果を通知。二次評価として10月26日にヒアリングを実施し、11月中旬に最も優れた提案を行った者と次点を特定する。「市内」事業者には、単独でもJVでも一次評価で評価点3点を加点する。
桜岡小の設計プロポに参加している者は本郷中のプロポに応募できない。また、受託候補者となった場合は、今後発注するもう1校の設計プロポに応募できない。
今回の業務はBIMを活用し、2023年3月までに基本計画を策定する。概算予定価格の上限は1140万円(税込み)。23年4〜9月に基本設計を、10月〜25年3月に実施設計を行い、工事監理期間は25年10月〜29年8月を見込む。工事監理を除いた業務概算予定価格の合計は約1億5400万円(税込み)。
本郷中の校舎は1961年の完成。老朽化が進みバリアフリー未対応であるため、敷地内で建て替える。
新しい校舎棟は鉄筋コンクリート造4階建て延べ約6500平方b。体育館は地上2階部分に鉄骨造で整備する計画で、既存の武道場(プール)は残して一体的に利用する。グラウンドは現状と同じ8900平方b程度としてサッカーコートを確保する。既存の樹木は極力残すよう配慮する。
既存建物は校舎棟が鉄筋コンクリート造4階建て延べ約6000平方b、体育館が鉄骨造2階建て延べ約660平方b、武道場(プール)が鉄筋コンクリート造2階建て延べ約790平方b。
新築と既存建物の解体、既存棟改修、校地整備などの概算工事費は約36億円(税込み)。
建設地は栄区桂町84ノ14、敷地面積は1万9580平方b。
基本構想を金子設計(横浜市磯子区)が担当した。 提供:建通新聞社