四街道市は、老朽化が進行し耐震性が不足している第1浄水場の配水池2池の更新工事などを2023年度から2か年で実施する予定だ。総工事費には12〜13億円を試算。6月28日に、実施設計業務委託の事後審査型一般競争入札を公告した。6日までの入札参加申請書提出期間などを経て、21日に開札する。予定価格は5288万6900円。委託期間は23年3月24日まで。
第1浄水場は、四街道1522に所在。水源は地下水。
第1配水池はRC造、幅20m×奥行き22・5m×高さ3・5m、容量1600m3、1971年完成。第2配水池はRC造、幅20m×奥行き22・5m×高さ4・5m、容量2000m3、78年完成とみられる。
新設する配水池と関連施設は▽第1配水池=プレストレストコンクリート(PC)造、φ17・2m×高さ10m、容量2300m3▽第2配水池=PC造、φ17・2m×高さ10m、容量2300m3▽着水井=RC造、容量300m3▽逆洗ポンプ設備=7・27m3/分×30kw×2台▽場内連絡管。
配水量は9100m3/日を計画している。
既存配水池の跡地に新たな配水池を建設する。工事は配水池ごとに行い、第3配水池も活用しながら稼働を継続する。
実施設計業務では、配水池など実施設計(詳細設計)、設計協議、現地調査、地質調査などを実施する。地質調査業務では、土質ボーリング(φ66o〜116o、掘削深度目安30m、2か所)、標準貫入試験、原位置試験(孔内水平載荷試験)、室内土質試験(密度、含水比、粒度、液性限界、塑性限界、湿潤密度、一軸圧縮、三軸圧縮、圧密試験)、断面図などの作成、総合解析・取りまとめを行う。
実施設計業務委託については6月21日に公告したが、修正箇所があったため28日に再公告した。
今回の更新工事は、2030年度を期限とする水道事業経営戦略に基づき実施する。
なお、地下水のみを水源としている第1浄水場において水源の複数化を図るため、地下水と印旛広域水道からの受水を水源とする第2浄水場から第1浄水場に至る送水管の新設を計画している。基本設計業務を、結設計に24年3月31日までの履行期間で委託している。