多度津町は幼稚園3園の統合に向けて、町中央部への新設または多度津幼稚園と多度津小学校の一部を活用した建て替えの2案を軸に検討を進めている。現在、最終案を絞り込むための選定方法を検討中で、最終案が決まり次第、基本計画の策定作業に入る。
町内には多度津幼稚園(延べ床面積869平方b)と豊原幼稚園(延べ床面積804方b)と四箇幼稚園(延べ床面積836平方b)の3園があり、築年数が40年以上で施設自体の老朽化が著しい状況。また、児童数の減少に対応するため統合園の整備が必要となっている。
そこで同町は、2019年度に「多度津町立幼稚園・小学校の適正規模・適正配置に関わる基本計画」を策定。候補地として6案を選定し、21年に2案に絞った。22年度は2案の候補地への整備が可能か調査するためGPMO(高松市)に検討業務を委託。いずれも実現可能との結果が出た。想定規模は施設と運動場ともに1600平方b程度。通常クラス7クラスと預かり保育2クラスを用意する。1クラス当たりの人数は25〜35人としている。
統合施設の整備後、運営している3園と3月に閉園した白方幼稚園(延べ床面積565平方b)の跡地活用については未定。
提供:建通新聞社