国土交通省九州地方整備局は4日、名瀬第2合同庁舎(R4)建築その他を一般競争入札で執行する実施要領を公告した。参加資格は建築の経営事項評価点数が1200点以上。段階的な選抜方式の試行工事で1次審査の申請書等は25日、2次審査は8月18日〜9月7日の期間を設定している。開札は10月7日午前10時からで、建設現場の遠隔臨場や建設キャリアアップ活用推奨モデル等の試行工事のほか、ワーク・ライフ・バランス等を推進する企業を評価する。
建設場所は奄美市名瀬矢之脇町で敷地面積は4207u。建物規模はRC造6階建延べ3021u、新施設の整備と既存庁舎等の取り壊しを行う。工期は2024年8月27日までで、使用する主要な資機材はコンクリート約4200m3、鉄筋約626t、鉄骨約13t、電気と機械の設備は第3四半期の発注を見込む。
施工実績には事務所・庁舎または類似施設でRC造またはSRC造、地上4階建てで延べ面積は3000u以上を求め、参加者数が20者の場合15者、20者未満の時は10者(10者未満の場合は全てを選抜)に絞り込む、段階的選抜方式の試行工事となっている。
生産性向上等に向けた取り組みは、デジタル工事写真の小黒板情報電子化、情報共有システムを利用した工事関係図書等の効率化、電子納品等を行う。