千葉市は1日、「新児童相談所整備に係る基本計画策定等支援業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。委託期間は、契約締結日の翌日から2023年3月20日まで。委託上限額は847万円。23年3月頃に基本計画を策定し、23年度に基本設計をまとめ、24年度の実施設計を経て、25年度の工事発注を目指す。建設候補地は、市域東側の中央区、緑区、若葉区のいずれかを予定している。
現状は、美浜区高浜3―2―3にある児童相談所の1所体制となっており、現施設内で東部児童相談所と西部児童相談所の2所体制に改組。新児童相談所整備後は、現行の児童相談所の管轄を市域西側の美浜区、稲毛区、花見川区に変更することで、児童虐待の増加・複雑化・困難化に適切に対応していく方針だ。
業務内容は▽調査・分析▽基本計画の検討・作成▽支援職員等を対象としたワークショップ▽児童相談体制の検討▽一時保護所の併設の検討▽施設複合化の検討▽整備候補地の検討▽施設ボリューム・ゾーニングの検討▽施設の整備手法・スケジュールの検討▽基本・実施設計費および建築費概算額の算出▽基本計画書および概要版の作成支援▽毎月2回程度の打ち合わせ▽1〜2回程度の近隣住民説明会の運営支援▽パブリックコメントの実施支援――など。
プロポーザルの参加資格は、市の入札参加資格者名簿に登録され、17〜21年度に国または地方公共団体において、児童相談所・一時保護所整備に係る基本計画の策定もしくは策定等支援の業務、または児童福祉行政に係る研究・調査等の業務の履行実績があることなど。
今後は、質問書の提出を7日まで受け付け、8日に回答。参加申込書の提出を郵送の場合は12日、持参の場合は13日に締め切り、15日に書面審査結果を通知する。郵送の場合は22日、持参の場合は25日まで企画提案書の提出を受け付け、8月1日にプレゼンテーションを行う。3日に選考結果を通知する。