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建設新聞社
2022/07/01

【東北・秋田】山下設計JVを特定/横手体育館移転新築の設計プロポ

 秋田県横手市は、移転新築する横手体育館の基本・実施設計委託のため公募型プロポーザルを実施。4JVから提案を受け、山下設計・都市整備・村田弘建築設計事務所JVを最優秀提案事業者に特定した。
 老朽化から改築を決めたもので、移転予定地は赤坂総合公園(横手市赤坂館ノ下48の2ほか地内)の第3駐車場。敷地面積は3万0777平方b。施設は延べ1万2000平方b程度で、大規模地震発生時に災害応急対策活動にも対応できるよう、総合的な耐震安全性を確保した構造についても検討する。
 メーンアリーナは2898平方b(69b×42b)で、バスケットボールコート3面が確保可能。観客席は2階に約2000席を固定席で設け、1階に配置する可動席や移動席と合わせて5000人がプロスポーツを観戦可能とする。
 サブアリーナは1050平方b(25b×42b)で2階に200席を確保。バスケットボールコート1面などのほか、柔・剣道場としての使用も想定している。ほかにランニングコースやトレーニングルーム、多目的室、防災備蓄倉庫などを設ける。
 総事業費は72億4500万円と試算しており、このうち工事費は67億5000万円、委託費は2億7400万円を見込む。
 なお、現体育館が建つ同市条里2の2の40地内とその周辺の敷地には、同様に老朽化した市民会館を移転新築する予定で、先ごろ山下設計・遠藤建築設計事務所・松橋設計JVを基本・実施設計の委託先として公募型プロポで特定している。
 履行期限は両施設とも2023年8月10日まで。設計の進捗を待ち、本年度内に体育館の音響設計、市民会館の舞台・音響設計も委託する。23年度上期に造成工事を行い、同年度下期の着工、25年度の完成、26年度の供用を目指す。

 提供:建設新聞社