木更津市は6月29日、「新市立図書館整備計画策定業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。市立図書館の老朽化に伴う新施設の整備に向け、市民・利用者ニーズの把握、整備方針・運営方法の検討、基本機能・サービスの調査・検討を実施し、整備計画を策定する。また、財政負担の少ない施設整備と整備後の管理運営のあり方についても検討を行う。委託期間は、契約締結日から2023年3月31日まで。予算額は500万円。案に対するパブリックコメントを年明けに実施し、年度末の計画策定を目指す。
業務内容は、前提条件の整理と課題の抽出、コンセプト・概算規模目標・サービス内容の検討、ゾーニング案の検討、事業計画の検討、市民意向調査、関係会議の支援。
主に、想定されるサービス内容および蔵書目標を実現するために必要な諸室、概算面積、駐車場等設備などを検討し、施設全体で必要となる標準的な面積を算出。また、建て替えを現敷地で行う場合と、独立・併設のいずれかにより別の候補地で行う場合の概算工事費を算出する。
プロポーザルの主な参加資格は、公立図書館等の整備に関わる調査・計画業務などの類似業務の実績を有し、市の入札参加資格者名簿に登録されているか、入札参加資格と同様の要件を有していると認められる者。
今後は、4日まで質問を受け付け、5日に回答。6日まで参加意向申出書の提出を受け付け、7日に提案資格確認結果を通知。12日まで提案書類の提出を求め、22日のプレゼンテーション審査を経て、7月下旬に選定結果を通知する。契約締結は8月上旬の予定。
受託候補者との協議が整わない場合は、次点者と契約締結に向けた協議を行う。
既存の市立図書館は、文京2―6―51の市有地3605uに立地している。建物はRC造2階建て、延べ床面積1855u、1974年の建築。蔵書数は、2021年3月1日時点で36万9000冊。