大津市公設地方卸売市場管理課は、瀬田大江町にある「公設地方卸売市場」について、冷蔵施設の改修工事を計画している。早ければ9月下旬にも、プロポーザル方式で、設計・施工を一体として発注し、制御機器も併せて更新する。
工事期間は、国庫補助を活用するため、補助金交付決定後の23年7月以降に工事契約の締結へと運び、機器納品に4〜6ヵ月、設置工事と既存機器の撤去が4〜5ヵ月、設置工事後は機器の動作確認に1ヵ月、全体で7〜8ヵ月を見込んでいる。
事業費については、概算で4億8000万円、内訳は機器改修2億6000万円、設備改修に2億2000万円を予定。
なお、施設の建替えは行わない。
今回、公設地方卸売市場の冷蔵施設にある機器等の老朽化があり、昭和63年10月の開場以来、大規模更新を実施しておらず、修繕費が増大するなど、機器の不具合や配管設備からフロンガスの漏洩、保守部品欠品の懸念、電力使用量が増大、フロン対策の実施が必要なことから、冷蔵施設の改修工事に取り掛かっていく。
また、審査委員会の設置も予定しており、庁内委員により構成することを想定し、産業観光部内・建設部・環境部で、契約の公平性、透明性及び客観性を担保するために設置する方針。
今後のスケジュールについては、8月に審査委員会設置、補正予算を計上(23年度債務負担)、9月下旬に公募開始。23年2月頃の公募結果(候補者の選定)を公表し、23年4月にも補助金交付申請、同年7月に補助金交付決定後の着工へと進めていく。工事完了は、今のところ24年1月を予定し、工事検査及び引き渡しを同年2月を目指している。そのほかの老朽化設備については、優先度をつけて順次改修を進めていく考え。
提供:滋賀産業新聞