建通新聞社(神奈川)
2022/06/30
【神奈川】小田原市歴史的建造物活用促進業務をプロポ
小田原市は歴史的建造物である「旧松本剛吉別邸」と「皆春荘」の活用促進業務を委託するため、公募型プロポーザルの手続きを開始した。7月22日まで参加申込書を受け付ける。8月15日まで企画提案書を募り、プレゼンテーションを経て9月5日に結果を通知する。委託上限額は886万円(税込み、各443万円の内訳)で、10月上旬に契約する。期間は2023年3月末まで。
市では民間事業者のノウハウを最大限に活用。観光交流空間の促進を目指して、歴史的建造物である「旧松本剛吉別邸」と「皆春荘」の維持・保全を行った上で、両施設を情報発信や市の上質な歴史・文化・芸術などを学習する体験型施設として活用していく。
旧松本剛吉別邸(南町2ノ1ノ27)は主屋と茶屋ともに木造平屋、桟瓦ぶきで、面積がそれぞれ148平方bと44平方b。23年に完成。皆春荘(板橋852)は、主屋が木造平屋252平方b。桟瓦ぶき。2008年に完成した。
市は両施設を対象に、22〜23年度に庭園整備に伴う実施設計を進め、23〜24年度に整備工事を進める計画だ。 提供:建通新聞社