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　京都市は29日、令和３年度から５年度までの３ヵ年を計画期間とする第８期京都市民長寿すこやかプランについて、今年度が中間年となることから取組状況を明らかにした。
　主な内容をみると、「介護サービス等の充実」の数値目標として掲げた主な施設・居住系サービスの整備等目標数（数字は人分。以下同じ）は、特別養護老人ホーム（介護老人福祉施設）が�@令和３年度…６８８３�A令和４年度…６９９３�B令和５年度…７１０３、認知症高齢者グループホーム（認知症対応型共同生活介護）が�@令和３年度…２５３２�A令和４年度…２６０４�B令和５年度…２６５４、介護専用型特定施設が�@令和３年度…２４０６�A令和４年度…２５８９�B令和５年度…２７７２。
　令和５年度末時点で予定されている整備数の実績値（令和４年３月31日時点）は、特別養護老人ホームが整備目標３４０、整備数１８４で進捗率54・１％、認知症高齢者グループホームが整備目標２０３、整備数１１７で進捗率57・６％、介護専用型特定施設が整備目標５４９、整備数５４９で進捗率１００・０％となり、介護専用型特定施設は目標を達成した。特別養護老人ホーム及びグループホームは、引き続き目標達成に向け取り組むとした。
　主な施策・事業ごとの取組状況（令和３年度実績）をみると、▽健康長寿のための公園づくり（健康遊具の設置）の推進…健康遊具の設置10ヵ所▽高齢者の住替えニーズの選択の幅を広げるための良質な有料老人ホームの整備支援…特定施設入居者生活介護の指定実績は令和３年度３施設・２００戸（２００名）、有料老人ホーム新規開設実績は令和３年度４施設・１４５名▽防火安全指導の実施と住宅用防災機器等の普及・啓発…訪問時リーフレット等を活用し、防火・防災に関する安全指導を実施するとともに、有事の際に活用できる「安心カード」を配布▽介護サービス基盤等の充実…特別養護老人ホームは令和３年度目標６８８３床（１２０床）→令和３年度実績６７９２（29床）、認知症高齢者グループホームは令和３年度目標２５３２床（81床）→令和３年度実績２４６９（18床）、介護専用型特定施設は令和３年度目標２４０６床（１８３床）→令和３年度実績２４２３（２００床）、介護老人保健施設は令和３年度目標４２７１床（０床）→令和３年度実績４２０１（マイナス70床。減少は介護医療院への転換によるもの）▽用地確保の困難化に対応した新たな特別養護老人ホームの整備促進策の推進（市街化調整区域における整備、特養のユニット定員の緩和）…市街化調整区域における整備や、ユニット定員の緩和を認めた内容で公募を行った。令和３年度は実績なし▽特別養護老人ホームの個室・ユニットケアの推進…多床室を有する特別養護老人ホーム（短期入所施設を含む）におけるプライバシー保護改修費用の助成を実施。令和３年度実績は４施設・計１４０床分▽介護療養型医療施設の転換支援…介護療養病床を有する医療機関等が介護医療院へ転換することに対する経費の助成を行った。転換実績２ヵ所、整備補助１ヵ所▽地域分析に基づく必要な介護サービス量の見込みの検討及びサービス供給量の確保…�@サービス供給量の確保に向け、引き続き事業者・ケアマネジャーへの周知（サービス内容、整備補助金等）に取り組んだ�A特別養護老人ホーム等の整備に対して助成を行った（令和３年度開所１ヵ所・29床）、また市内施設の入所申込状況の調査（待機者調査）を行った▽老朽化した特別養護老人ホーム及び養護老人ホームの移転新築支援…未耐震施設の養護老人ホームに対して、耐震施設に改築等を行うよう働きかけ▽地域における介護ニーズの変化を踏まえた公設施設のあり方の検討…京都市高齢者施策推進協議会からの提言「公設施設（介護サービス提供施設）の今後の在り方について提言」（令和３年９月）を踏まえ、市における「公設介護サービス提供施設の今後の在り方に関する方針」を令和４年３月に策定▽寄付物件から地域密着型特別養護老人ホーム整備につながる取組の推進…現在所有の空き家や、有料老人ホーム等の高齢者福祉施設入所等により空き家となる自宅を、地域密着型特別養護老人ホームの活用に向けて寄付の相談ができるよう、ホームページで周知を行った。