新川広域圏事務組合は、ごみ焼却施設「エコぽ〜と」の長寿命化総合計画作成および精密機能検査業務を、中部設計に委託して進めている。
「エコぽ〜と」(朝日町三枚橋地内)は供用開始から21年が経過し、2025年度には大規模な基幹改良工事や延命化工事が必要と判断。同工事を循環型社会形成推進交付金として実施するため、21年度策定した循環型社会形成推進地域計画を基に、長寿命化総合計画を作成する。併せて、精密機能検査業務を行い現状を正確に把握し、設備の改良・修繕の総合的な計画も作成する。履行期間は22年度末まで。23年度には工事発注支援業務についても順次実施していく予定。「エコぽ〜と」が、今後も地域や時代に合った施設となるよう、基幹改良工事および延命化工事に向けて進めていく。
「エコぽ〜と」は魚津市、黒部市、入善町、朝日町の燃やせるごみを受け入れる焼却施設。砂でごみを燃やす流動床燃焼方式を採用し、公害防止用の有害ガス除去装置、汚水を外に出さないクローズドシステムなどを備える。建物面積は延べ6584平方メートル、処理能力は174トン/16時間となっている。