県土整備部は「5月補正後」の22年度予算をまとめた。事務費を除いた工事費、用地費、測量設計費は計329億9100万円。工事費は前年に比べ20億円多い8・6%の増となった。同部では21年度国補正の残りと合わせ、本格的な執行態勢に移る。
5月補正後の実質当初予算は、工事費259億円と委託費48億1500万円が固まった。前年(6月補正後)と比較すると、工事費は20億5400万円多い8・6%増で、測量設計費も3億4000万円増の7・6%の伸びとなった。
岩美道路や倉吉関金道路など地域高規格道路が計画通りの予算配分になったほか、単県公共の樹木伐採・河道掘削の事業費が大幅に増えたことが要因とみられる。
5月末現在の執行率は用地費を除いて22・3%。今後の発注について、同部は「発注時期の平準化を目指した計画で、早期執行に取り組む」(技術企画課)と話している。
日刊建設工業新聞