建通新聞社(静岡)
2022/06/29
【静岡】県の22年度公共事業費 上半期79.8%を発注
静岡県は、2022年度の公共事業費1865億円のうち、上半期(4月〜9月末)に79・8%に当たる1489億円を発注する見込みだ。前年度からの繰越額が減少した影響で、前年度上半期に見込んでいた83・8%を4・0ポイント下回ることになる。このうち公共事業費が最も大きい交通基盤部(建築除く)は79・7%を上半期のうちに発注するとしている。
22年度に各部局が発注する公共事業は総額1865億4400万円(直接補償費を除いて集計)。このうち、第1四半期には853億4100万円(45・7%)、第2四半期に635億6100万円(34・1%)を発注し、9月末までに総額1489億0200万円(79・8%)を発注する見込みだ。
21年度上半期は、新型コロナウイルス感染症の影響で停滞していた県内の景気を下支えするため、過去最高の83・8%の発注目標を定めていたが、9月末までの発注実績は、第1四半期が48・0%、第2四半期が26・2%の合計74・2%だった。22年度上半期は、目標値としては21年度の目標値を4・0ポイント下回るが、実績値よりは5・6ポイント上回ることになる。
部局別に年間発注計画と上半期の発注見込み額を見ると、交通基盤部(建築除く)は1154億4400万円のうち920億3400万円(79・7%)の発注を予定。交通基盤部の建築関係は、246億5300万円のうち176億1200万円(71・4%)を発注する見込みだ。
次いで公共事業費の多い経済産業部は、年間276億6000万円の発注を計画しており、上半期で250億2600万円と年間の90・5%を発注するとしている。