丸亀市は、新市民会館「みんなの劇場」の建設工事について、2023年1月下旬に入札を公告するスケジュールを作成し、市民会館整備特別委員会に報告した。入札方式については8月に決める。また、材料費などの増加を想定し、当初公表した建築費105億6000万円を「123億6000万円」に修正した。
同特別委員会では、材料費が20〜22年比で32%増、労務単価が4%増になるとの試算と、改めて算出した建築費を示した。現在、実施設計を香山壽夫建築研究所(東京都文京区)・あい設計四国支社(松山市)JVで進めている。委託期間は22年12月31日まで。工事着手は23年4月で、工事完了は25年4月を想定している。6カ月の開業準備期間を設けた後、25年9月ごろの開業を目指す。
同施設は、市役所庁舎西側の旧庁舎跡地(大手町2ノ3ノ1)に建設する。規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ1万2000平方bを想定。施設内部には、1309席の大ホール、328席の小ホールを確保する。大ホール観客席は1〜4階に、小ホールは1〜2階にかけて配置。観客席以外は1階にスタジオ兼ギャラリー、練習室、創作室、マルチスペースなど、2階にロビー、児童館、3階に講座室、大広間、ダイニングキッチンなどを設ける。
提供:建通新聞社