建通新聞社(神奈川)
2022/06/27
【神奈川】横浜市 洋光台住宅 A街区24年6月に
横浜市建築局は、市営洋光台住宅の建て替えの初弾で、A街区の2棟80戸を集約し住棟を1棟新築する。2024年6月初旬に着工し、26年1月の完成を目指す。建て替えによりファミリー世帯から高齢者まで多世代が住みやすい住宅を整備する。
新築する住棟の規模は、鉄筋コンクリート造5階建て延べ5542平方b。住戸数は1DK30戸、2DK25戸、3DK25戸の計80戸とする計画。他に26台駐車できる駐車場や広場を新たに設ける予定で、今後詳細を詰める。建築面積は950平方b。
ZEH Orientedレベルの住宅整備を目指す。LED照明や厚い断熱材、遮熱性の高いLow―Eガラスを採用する予定。
住居者は、工事期間中洋光台住宅のB街区とC街区、または他の市営住宅に仮移転する。
建設地は磯子区洋光台5ノ5ノ3。敷地面積は3772平方b。
設計は日創設計(横浜市神奈川区)が担当している。
〜既存住棟解体 第2四半期に〜
建築工事に先立ち、本年度第2四半期に解体工事を発注し、23年度までの2カ年で終えた後、建設地の北東にある老朽化した擁壁を改修する。擁壁は鉄筋コンクリート延長約150b、高さ2〜5b。設計はアジア共同設計コンサルタント(横浜市南区)が23年3月31日までに仕上げる。
〜B街区は23〜30年度 C街区は27〜33年度〜
洋光台住宅は、1972年完成の鉄筋コンクリート造5階建ての住棟20棟で構成する。住戸数は730戸。このうち2棟80戸のA街区、12棟410戸のB街区、6棟240戸のC街区に分け、順次建て替える計画。
B街区は23〜25年度に基本・詳細設計、26〜30年度で解体・建築工事。C街区は27〜29年度に基本・実施設計、30〜33年度に解体・擁壁・建築工事を行う計画。発注方法は今後検討する。
それぞれの街区で現在の住戸数をおおむね維持する方針で、B街区は1DK130戸、2DK140戸、3DK140戸の計410戸を、C街区は1DKと2DK、3DKそれぞれ80戸の計240戸を整備する。 提供:建通新聞社