境漁港高度衛生管理型市場整備事業をめぐり県営繕課は、市場東側の港湾区域に荷さばき施設8号上屋(境港市昭和町)の実施設計に取り掛かる。28日、建築実施設計と地質調査を制限付き一般競争入札として公告。来年度着工に向けて、年度末にかけて整備計画を固める。
高度衛生市場は2年後、24年度の整備完了を目指し、いよいよ終盤を迎える。来年度、7号上屋(同市岬町)に次いで着工する8号上屋は、境港外港2号岸壁の既設フェリーターミナル前に新築。底引き網漁のアジ、サバなどの荷さばき所として活用する。
建築規模は鉄骨造平屋建て1254・90平方b。22年度に旧1号上屋の一部を解体後、23年8月から24年度にまたいで建設を進める。総工費は約9億円。
同課は28日、実施設計を建築設計Aランクを対象に公告し、その後7月13日に「簡便型総合評価」を適用して入札する。委託費は約1000万円。履行期限23年3月10日。
また、地質調査も別途に公告し同日開札する。委託費約1000万円。履行期間12月15日まで。
日刊建設工業新聞