京都府は、南山城村北大河原殿田の「道の駅 お茶の京都みなみやましろ村」について、防災機能を強化する。
21日開催の6月議会の一般質問(2日目)において、大規模災害における防災拠点の質疑があり、壺内賢一危機管理監が答弁した。
壺内危機管理監は「道の駅などの防災拠点としての活用について、広域防災活動拠点をバックアップする拠点として、道の駅やサービスエリア、パーキングエリアを災害時の防災拠点として優先的に利用できる『防災拠点自動車駐車場』の制度を活用し、整備する取組を進めている。道の駅などを防災拠点として活用するためには、十分な駐車場規模を有するなどの条件があり、府内で条件を満たす道の駅は6ヵ所ある」と述べ、6ヵ所のうち、京丹波町の「和」(なごみ)と「京丹波 味夢の里」(あじむのさと)について「防災機能を持たせるための調整ができ、昨年の京都府防災会議で地域防災計画を改定し、広域的な防災機能強化を図る道の駅に位置付けた」と報告。
続いて「山城南部の道の駅、お茶の京都みなみやましろ村について、停電時の電源確保など防災拠点としての設備の強化・充実に向けて、南山城村や民間の施設管理者と調整を図っている。地域防災計画上の道の駅として登録できるよう進めていく」と答弁した。