建通新聞社(神奈川)
2022/06/21
【神奈川】県 最低制限価格率を見直し 7月公告分から
神奈川県は、入札制度「かながわ方式」で設けている最低制限価格率を見直す。土木工事、建築工事、水道工事を対象に「一般管理費等」の算入率を現行の「0・65」から「0・68」に引き上げる。7月1日以降に入札を公告する案件から適用する。県内中小建設業者のさらなる経営の安定化、担い手の育成・確保につなげる。
県では原則、設計金額が250万円を超える工事で最低制限価格を設定している。
新たな最低制限価格率の算定式は次の通り。
【土木工事】
[{最低制限価格率(%)=直接工事費×1・0+共通仮設費(積上分)×1・0+共通仮設費(率分)×0・9+現場管理費×(0・8×α+β)+一般管理費等×0・68}/工事価格]×100 ※αは工事規模による補正係数(1・3〜0・7)、βは施工の困難さによる補正係数(0・04)
【建築工事】
[{最低制限価格率(%)=直接工事費×1・0+共通仮設費(積上分)×1・0+共通仮設費(率分)×0・7+現場管理費×0・8×α+一般管理費等×0・68}/工事価格]×100 ※αは工事規模による補正係数(1・2〜0・7)
【水道工事】
[{最低制限価格率(%)=直接工事費×1・0+共通仮設費(積上分)×1・0+共通仮設費(率分)×0・9+現場管理費×0・8×α+一般管理費等×0・68}/工事価格]×100 ※αは工事規模による補正係数(1・2〜0・7) 提供:建通新聞社