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滋賀産業新聞
2022/06/21

【滋賀】多賀町 多賀小学校の施設整備

 多賀町は、長寿命化と35人学級への対応を目的に、多賀小学校について、必要な施設改修の内容についての検討を今年度から開始している。改修年度は未定だが、現段階では、町の学校施設長寿命化計画によって実施する長寿命化整備の前に、部位補修として35人学級への改修も視野に入れている。
 35人学級は、21年4月に施行された国の効率義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律の一部改正によるもの。一人一人の教育的ニーズに応じたきめ細かな指導を可能とする指導体制と安全・安心な教育環境を整備するために、公立学校小学校の学級編成の標準を段階的に引き下げる。小学校の学級編成の標準は40人から35人に引き下げるとし、引き下げに伴う学級数の増加で教室不足が見込まれる場合、経過措置の期間中に25年度の計画完成年度までを見通した計画的な施設整備を進めることとしている。
 多賀町が21年度にまとめた学校施設長寿命化計画によると、「事後保全型」から軽微な損傷の段階で予防的修繕等を行う機能保持・回復と定期点検による「予防保全型」へ転換し、併せて長寿命化に努めるとし、多賀小学校については長寿命化を盛り込んでいる。計画期間は21〜30年度の10年間。概要は次の通り。
▽多賀小学校(S32〜H14、RC造、延5810平方b)=長寿命化(詳細調査を踏まえ長寿命化)、改築(R33〜42)

提供:滋賀産業新聞