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北陸工業新聞社
2022/06/20

【福井】ICT活用等社会的地位の向上へ/福井県土木施工管理技士会が総会/22年度/若者に夢と希望を発信

 福井県土木施工管理技士会(関剛摩会長)の2022年度通常総会は16日開催され、21年度の事業報告・収支決算、および22年度の事業計画・収支予算案などを慎重審議し、すべて原案通り了承した。会場は福井市御幸3丁目の県建設会館で。
 冒頭、関会長が挨拶。BIM/CIMの原則的使用など「国交省が進めるICT活用のステップアップに正面から向き合いたい」と、研鑚の必要性を強調。その上で、「防災・減災など技術者への期待が高い一方で、処遇において課題がまだまだ多い。特に若手技術者の確保育成は引き続き大きな課題」と指摘。今後も「国や県などと意見交換を深め、技術者の社会的な地位向上と、業務効率化の流れを持続的とし、若者が夢と希望の持てる一層魅力ある建設業へ」と呼びかけた。
 来賓祝辞は、橋本亮福井河川国道事務所長と、渡邉慎二県土木部副部長が述べ、役割の重要性を強調。地元選出国会議員など祝電も披露。足立敏之参議院議員がビデオメッセージした。
 21年度は、技能と知識を豊かに、技士会会員の技術力の向上へ、多数の研修・講習会を開催。情報発信も行った。行政との意見交換会はコロナ感染拡大で延期した。
 22年度は、JCMセミナーやICT技術、i−Con推進の講習会、体験型研修(VR、新規に遠隔臨場など)、WEB講習、他団体の現場見学参加協力、1級・2級土木(建築)施工管理技士受験セミナー、継続学習制度(CPDS)の維持推進を行う。また、全国土木施工管理技士会連合会の表彰事業など、社会的地位の向上、啓蒙、広報に努める方針。
 役員の変更も議案審議され、了承。鯖江建設業会の支部加入に伴い、城本重博氏(冨士土建代表取締役)を理事として増員。また、丹南建設開発機構の木村寿高氏(木村建設代表取締役社長)を、同支部枠1人の監事欠員の補充を図っている。

【全国技士会 会長表彰】
■土木施工管理技士会の役員表彰
・斎藤清一郎 理事(6年6カ月)

■優良工事従事技術者表彰
・竹田崇史 辻広組(足羽川ダム県道迂回路舗装他工事)
・柳沢義貴 日本ピーエス(橋梁整備工事その1)
・長谷川秀詔 松田組 (河川改修工事(町屋橋改修)02−06−G0001)
・大町学 建世(道路改良工事02−02−5101)

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