県鳥取港湾事務所は、今月から9月にかけて工事や設計業務など2億5000万円を発注する。工事は鳥取港8号岸壁の増深や田後港の波除堤。委託業務は鳥取港第2防波堤の詳細設計(その2)などを予定しており、準備が整えば今月から発注する。
鳥取港は、再生に向けた整備が本格化する。東側の第2防波堤は、北側への延伸に向けた調査や設計(その2)業務を7月に発注。委託費は3100万円。東側の8号岸壁は概算工事費8100万円で増深のための工事を9月までに発注する。
また、2号岸壁の防舷材改修工事を7月にも公告。概算工事費は1200万円を見込んでいる。賀露西浜海岸の長寿命化計画策定業務は委託費が600万円。人工リーフなどを含む海岸施設の調査を近く公告する。
岩美町の田後港は、波除堤改良工事を今月中にも公告する。工事は、ブロック製作と据え付けが120基やグラブ浚渫、消波ブロックの運搬と据え付け、水中コンクリート打設などを予定しており、工事費は5500万円。7号波除堤の調査設計業務は3000万円で、今夏の公告を準備している。田後港臨港道路は、法面の災害防除工事(1800万円)を計画。発注は今秋になる。
このほか、賀露2号物揚げ場など3カ所の陸上工事(車止めなどの改修)を1500万円の規模で今夏にも発注する予定。
日刊建設工業新聞