岡山県備前県民局は、岡山市北区宝伝の朝日漁港東宝伝1号防波堤保全の基本設計に着手した。機能保全に必要な補修内容や工法選定などを12月までにまとめる予定。
同防波堤は、コンクリート躯体で幅3b、高さ2・8b、全長120bの規模。このうち、海上先端から延長93bの杭基礎部分の基本設計をエイト日本技術開発(岡山市北区)が担当。残る延長27bは、捨て石基礎など基礎工法が異なるため別途検討する。朝日漁港には東宝伝A防波堤延長54b、東宝伝西防波堤延長65b、東物揚げ突堤延長32bなどがあり、老朽化度合などにより順次、機能保全計画を検討していく。2023年度には詳細設計を委託し、順調なら24年度に工事に着手する。
長寿命化計画や機能保全計画に基づく防波堤補修計画の作成は、県内でも事例が少なく、全国的な取り組みなども参考に適切な計画づくりを進める。
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提供:建通新聞社」