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建通新聞社四国
2022/06/17

【高知】本紙まとめ 高知県内落札額ランキング

 建通新聞社は、2021年度に高知県内の施工案件として入札した公共工事(西日本高速道路会社、国立大学法人、NHKを含む)の落札結果を集計した。金額でトップになったのは清水建設の48億9500万円、2位が大旺新洋の39億7035万8000円、3位が竹中工務店・サイバラ建設JVの34億9530万円、4位がショーボンド建設の31億8000万円、5位が飛島・豚座JVの28億7960万円となった。
 1位の清水建設は、高知大学が発注した病棟新営その他工事を48億9500万円で受注した。21年度の全工事の中で最も落札額の大きな案件を受注しトップとなった。
 四国の他県と同様に大型の案件を受注した企業やJVが上位にランクしている。3位の竹中工務店・サイバラ建設JVは四万十市の文化複合施設の建築主体工事を受注、4位のショーボンド建設は西日本高速道路会社発注の「高知自動車道仁淀川橋他5橋耐震補強工事」を落札、5位の飛島・豚座JVは安芸市新庁舎建設工事を受注した。8位の啓大・大藤・四国水道JVは高知市内3社の組み合わせで、高知市上下水道局が発注した「旭天神町〜上町4丁目配水本管布設替工事」を落札した。9位の鹿島は西日本高速道路会社、NHK、国土交通省発注の工事を各1件受注した。
 複数の工事を受注した県内大手も上位に食い込んでいる。2位の大旺新洋は国土交通省四国地方整備局発注の戸原5号突堤築造工事の5億1000万円が最高落札額だが、県や市町村発注の道路改良や舗装など80件の工事を受注した。6位の轟組は国や県発注の1億円以上の工事14件を受注した。7位のミタニ建設工業は国、県発注の土木や市町村発注の舗装など30件を受注した。10位の新進建設は土木に加え、本山町新庁舎や安芸市の桐ケ内団地といった大型の建築も受注した。
 県内大手については、11位以下にも大手同士の組み合わせによるJVがいくつかあり、実際の受注量はこれより多くなる。
 このランキングは21年度に建通新聞に掲載した国、県、市町村、高速道路会社、大学、NHKなどが発注した工事で、同年度に入札され施工場所が高知県内の案件を抽出した。
提供:建通新聞社