富山県農林水産部は、島地区農地整備事業(経営体育成型)の初弾工となるほ場整備工事2件を、7月に条件付き一般競争入札で公告する。
工事概要は、射水市島地内の第1工区が区画整備4・7ヘクタール、射水市上条地内外が区画整理2・5ヘクタール。ともに工期は約9カ月間。
事業計画区域は50・4ヘクタールで、庄川と八幡川に挟まれた農地が対象。全体計画によると、▽支線用水路16路線4115メートル▽支線排水路18路線3815メートル▽道路14路線2840メートル、幅員5メートル(有効4メートル)▽区画整理49・7ヘクタール、土量9万9400立方メートル▽暗渠排水40・8ヘクタール−を進める。総事業費は16億3146万円。2029年度の完成を予定している。
標準1ヘクタールのほ場大区画化・汎用化とあわせて農道や用排水施設を整備することで、担い手への集積率を99・8%へ引き上げ、枝豆など高収益作物の栽培拡大を図る。