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　可児市は、延期となっている可児郷土歴史館改修について、財政面や物資不足などを理由に改修時期を未定とする方針を示した。６月議会での一般質問に市が答弁した。
　同施設は資料保管庫の不足と隣接する民俗資料館の老朽化が課題となっていた。市では２０１６年３月に策定した観光グランドデザインで美濃桃山陶に特化した施設への変更を検討していた。17年度に設計をまとめ、18年度以降の工事着手を予定していたが、財源確保などを理由に工事が延期となっていた。
　市は今後の方針として、優先度が高い市内の他施設の整備を進めつつ、改修内容や予算の見直しを行い改修に向け準備する。また、近隣施設の荒川豊蔵資料館（久々利柿下入会３５２）をエントランス施設として活用し、美濃桃山陶の認知度向上を図る。
　可児郷土歴史館の規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造平屋４０９平方�b。付属施設として、江戸時代の民家を移築した民俗資料館（木造平屋１３８平方�b）と文化財収蔵庫（鉄筋コンクリート一部鉄骨造３階建て２９３平方�b）で構成されている。
所在地は久々利１６４４ノ１。
提供：建通新聞社