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建設経済新聞社
2022/06/14

【京都】城陽の城南団地の建替事業 事業費は31億円程度見込む

 京都府建設交通部は、府営住宅城南団地整備事業を令和4年度予算に係る公共事業(箇所決定)に盛り込んだ。
 住宅事業は、PFIを導入する府営住宅向日台団地(向日市寺戸町、向日町他)と、府営住宅芥子谷団地(舞鶴市行永)、府営住宅城南団地(城陽市寺田林ノ口、寺田深谷、寺田宮ノ谷)の3ヵ所に社会資本整備総合交付金事業として10億0400万円を投入する。
 このうち、城南団地は、6月補正予算案に府営住宅城南団地整備事業費として4400万円を新規計上した。
 城南団地(城陽市寺田宮ノ谷11−38他、敷地面積は約1・0fで用途地域は第1種低層住居専用地域(建ぺい率50%、容積率80%))は、昭和41年度築が1棟、昭和42年度築が3棟の計4棟(南側から1号棟・35戸、2号棟・60戸、3号棟・55戸、4号棟・25戸)で構成し、構造は全てRC造5階建。戸数は計175戸で、このうち入居戸数は93戸。
 築50年以上が経過している老朽化した住宅団地で耐震性も不足している。子育て世帯の入居を想定した住戸の整備やバリアフリー化された住みやすく安心できる住環境等を提供するため、建替事業を実施する。
 6月補正案で新規予算化。団地の目指すイメージを具体化するための調査と検討を行う。木造化の実現に向けた課題の洗い出しとその対策の検討も行う。並行して入居者説明等も併せて実施する。
 測量業務として、建替事業の設計を行うために必要な現地測量、横断測量、基準点測量及び用地測量を実施する。
 基本設計等業務として、建替事業を行うために必要な構造、配置計画、内部レイアウト等の基本的な計画及び設計、既設住棟の解体設計を実施する。
 事業期間は令和4年度から11年度までの約8年間、事業費は31億円程度を見込む。
 なお城南団地については、京都府府営住宅等長寿命化計画の団地活用計画において、団地全て建替え対象として中村団地、芥子谷団地とともに盛り込んだ。また第三次戦略的地震防災対策推進プランにおいて「令和6年度までに向日台団地及び城南団地の工事着手」(建設交通部)を掲げた。