建設業労働災害防止協会新潟県支部(植木義明支部長)は13日、2022年度代議員総会を新潟市中央区で開き、無事故無災害を目指すとともに、安全衛生活動を一層推進することを誓った。また、任期満了に伴う役員改選では植木支部長が再任された。
会に先立ち、植木支部長が登壇し、県内の労働災害に関し「減少傾向にあるものの、昨年は2人(うち会員企業1人)の死亡災害が発生した。これからの熱中症対策、安全衛生活動をより実効性あるものとし、1つ1つの課題に着実に取り組んでいかなければいけない」と協力を呼び掛けた。
22年度事業計画には、墜落・転落災害防止を最重要対策と位置付け、フルハーネス型安全帯使用作業特別教育をはじめとする技能講習の取り組み、安全指導者活動などに加え、会員への支援として活動のPRによる会員の加入促進を図るとともに、県下の安全指導者全員を対象に研修会を新潟市で開催することなどを盛り込んだ。また、県建設業労働災害防止大会を7月21日に行うほか、10月6、7日の両日、全国建設業労働災害防止大会が金沢市で実施することを確認した。
総会では死亡・重大災害ゼロ分会表彰が行われ、3000日達成の西蒲、新津、糸魚川、佐渡の4分会、1000日達成の高田、六日町、十日町の3分会などの栄誉をたたえた。