富山市議会6月定例会は10日開会し、藤井裕久市長が提案理由説明を行った。
コロナ禍にあって、3年ぶりに行動制限が求められないゴールデンウイークを迎え、3月にオープンした商業施設『マルート』をはじめ富山駅周辺では、市民はもとより、帰省客や観光客の姿も多く見かけられるなど「にぎわいが徐々に戻りつつあることを実感した」と述べる一方、引き続き基本的な感染防止対策の徹底を求めた。
予算案件では、新型コロナウイルス感染症関連経費として原油価格や物価高騰に直面する市民や事業者を支援するため、住民税非課税世帯等臨時特別給付金に要する経費などを計上。3月26日に発生した暴風で被害にあった小・中学校や市営住宅などの修繕・復旧費のほか、「和合地域でのドラッグストア新規出店を支援する都市機能立地促進事業補助金などを計上した」と説明した。