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　ジェネリック医薬品の製造・販売を行っている東和薬品（大阪府門真市新橋町２の11　吉田逸郎代表取締役社長）は、山形県上山市内にある山形工場敷地内に新工場２棟の建設を計画し、今月１日に着工した。建築・機械設備・電気設備の３件分離発注で、建築工事の設計・施工は鹿島、機械設備工事の設計・施工は大気社、電気設備工事の設計・施工はユアテックに委託している。
　１９５１年創業の同社は、ジェネリック医薬品メーカーとして安定供給責任を果たすとともに、今後のシェア拡大に対応するため山形工場の生産体制増強を図る新工場を建設する。建設用地は、上山市金瓶湯坂山17の８地内の山形工場敷地内で、敷地面積は約10万平方�b。
　計画によると、既存工場に隣接し新工場を２棟建設する。工場の規模は、第３固形製剤棟（生産能力＝35億錠／年）がＳ造５階建て、延べ約２万７０００平方�b、第２無菌製剤棟（生産能力＝バイアル５５０万本／年）がＳ造４階建て、延べ約１万６０００平方�bで、合計延べ床面積は約４万３０００平方�bとなる。施設内部には打錠機や造粒機などの生産ライン一式を配置する予定だ。
　工期は２０２３年10月末までとしており、建設工事と並行し順次設備導入を進め、24年４月の稼働開始を見込んでいる。
　投資予定額は、建物が２５２億円で、設備は２８５億円としている。　　

　提供：建設新聞社