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建通新聞社四国
2022/06/10

【香川】坂出市 小中一貫など学校再編で計画案

 坂出市は、2023〜32年度の10年間に小中学校を再編する「学校再編整備計画」の案をまとめた。小中一貫・義務教育学校と、小学校・中学校の学校種ごとの、2通りの再編整備計画案を前期(23〜27年度)、後期(28〜32年度)に分け示した。小中一貫型では東部小学校と金山小学校、中部中学校の組み合わせ案などを挙げている。7月に市民意見を集約し、8月に市学校再編整備検討委員会から答申を受け、議会へ報告。9月に全体整備計画案をまとめ、庁内に設置する委員会で検討し全体整備計画を策定、12月以降に個別計画に着手する。
 市は21年7月に市学校再編整備検討委員会を設置。5月末までに7回の検討委員会を開き、中間とりまとめを行い、市教育委員会が「学校再編整備計画」の案としてまとめた。
 小中一貫・義務教育学校の再編整備案では、前期で東部小学校と金山小学校、中部中学校を組み合わせた案を提示した。西庄小学校が入るパターンもあるが中部中学校と白峰中学校区の両方にかかるため、引き続き検討を続ける。
 後期計画では、林田小学校、加茂小学校、府中小学校、松山小学校、白峰中学校を統合する案を示した。西庄小学校が入るパターンも提示。また、川津小学校と坂出中学校、坂出小学校を組み合わせる。坂出小学校は建設年度が新しく、校舎の耐用年数が残っているため、施設分離型の小中一貫・義務教育学校として運用する。
 小中一貫教育の制度としては「小中一貫型小学校・中学校」と「義務教育学校」の二つの形態がある。小学校・中学校は敷地内に小学校と中学校があり、校長もそれぞれに配置している。義務教育学校は修業年限が9年で9年間の教育目標を設置する。校長は1人で、一つの教職員組織になる。運用方法も検討していく。
 学校種ごとの再編整備案の小学校については、前期で東部小学校と金山小学校を統合する。西庄小学校が入るパターンもあり、距離的な観点から検討を続ける。後期では林田小学校、加茂小学校、府中小学校、松山小学校を組み合わせる。西庄小学校が入るパターンもある。
 中学校は前後期(10年間)で坂出中学校と東部中学校の統合を挙げている。
提供:建通新聞社