長岡市は7日、NTT東日本と「『イノベーション都市長岡』の実現に向けた連携協定」を締結した。
同日行われた締結式には磯田達伸市長と、NTT東日本から田辺博代表取締役副社長が出席した。今後は大学・企業等とも連携を図りながら、地域行政のDX(デジタルトランスフォーメーション)やAI・IoT等の先端技術の共同実証環境として、日本海側で初となるラボスペース(仮)を始め、ICTを活用した様々な取り組みにチャレンジすることにより、長岡版イノベーションのさらなる活性化や、日本海側デジタル拠点「イノベーション都市長岡」の実現を目指す。
連携協定に基づく取り組みの概要説明では、「イノベーション推進における技術、人材およびデータの集積」について、実証環境(ラボスペース〈仮〉)の整備および新技術実証の推進や、イノベーション人材の育成として、各界から注目を集めるプログラマーの登大遊氏の県内初講演となる技術フォーラムの開催(7月下旬を予定)およびNTT東日本の技術力とノウハウを生かした研修・セミナー等の開催などが紹介された。
また、「ICTを活用した地域循環型社会の実現と、そのインフラ整備」については、自治体DXに係るアドバイザリー等についてや、日本海側デジタル拠点都市実現に向けたインフラ整備として、高速通信網およびデータセンターの整備検討、データセンターを長岡に集積させるため、ITインフラ企業等の支援などが挙げられた。