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建通新聞社(岡山)
2022/06/10

【岡山】岡山市6月補正案 駅前町再開発助成を増額

  岡山市は6月7日、6月補正予算案を発表し、国の補助が決まった駅前町一丁目2番3番4番地区市街地再開発事業の助成額として8億9002万円を増額するとともに、国の事業計画決定を踏まえ国直轄事業負担金1億8966万円を補正措置した。合わせて2023年度までの債務負担行為として県道佐伯長船線橋梁下部新設事業(瀬戸ジャンクション整備)に限度額1億円、26年度までの債務負担行為として吉備スマートインターチェンジ改築事業に限度額10億5270万円を設定した。
 岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区市街地再開発事業は、組合施工で同地区の敷地約1・4fを東西2街区に分けて再開発する。駅側の西街区の北側に鉄筋コンクリート造地下2階地上31階建ての住宅棟(戸数422戸、間取りは1LDKやファミリータイプなど)、南側に鉄骨造地下1階地上16階建てのホテル・商業・コンベンション棟を建設する。延べ床面積は6万7800平方b。東街区には鉄骨造7階建て延べ1万4640平方bの駐車場・店舗棟を整備する。
 工事は、22年度に第1期として映画館のメルパなどが立地している東街区の4番地区の解体を進め、同年度内に駐車場棟に着工する。第2期で西街区のうち岡山駅前郵便局などがある3番地区、第3期でパチンコ店などがある2番地区の既存建物を解体し、23年度に住宅棟、24年度にホテル棟に着工する。工事完了は26年度の予定。
 施工は特定業務代行者の奥村組グループ(美樹工業、北川鉄工所、大建設計)。参加組合員は野村不動産(東京都新宿区)とJR西日本不動産開発(大阪市北区)が担当する。再開発コーディネーターはユーデーコンサルタンツ(大阪市中央区)。

提供:建通新聞社