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北陸工業新聞社
2022/06/08

【新潟】週休2日、労災根絶へ/日建連北陸支部が総会開く

 日本建設業連合会北陸支部(支部長・岡田正彦大成建設常務執行役員北信越支店長)は6日、2022年度定時総会を新潟市中央区で開き、安全安心を守る地域の守り手の使命を果たすべく、一層の結束を図った。
 会に先立ち、岡田支部長は担い手確保・育成、公共工事の円滑な実施、安全と品質確保を重要テーマに挙げ「建設キャリアアップシステム(CCUS)、週休2日の実現、時間外労働の時間規制に取り組むとともに、発注機関との意見交換を通じ、週休2日の発注者指定工事やICT導入など働き掛ける」とした上で、労働災害の根絶を最大目標とし「若者が安心して入職できるよう、さらなる協力をお願いしたい。労災は長期的に減少傾向にあるが、安全管理、品質管理に加え、環境対策も建設業の使命。円滑な施工に向けて連携し、地域社会からも理解が得られるよう、活動を推進していく」との考えを強調。また、来賓から日建連の押味至一副会長(鹿島代表取締役会長)が登壇し、資材価格の高騰などに触れながら「建設キャリアアップシステム、週休2日、労働賃金の改善、担い手確保など業界のトップランナーとして取り組んでほしい」と激励した。
 22年度事業の実施計画には、公共事業の円滑な実施(発注機関との意見交換等)、積算の適正化と資材対策の推進(積算方式の検討、資材対策の推進)、安全対策(労働災害防止安全推進大会、安全パトロール等)、広報活動(親子工事見学会等)、担い手の確保・育成に向けた対応、災害対策等への対応(情報伝達訓練、防災訓練への参加等)などを盛り込んだ。また、総務および契約積算・技術、広報、安全環境対策、事故防止対策の各委員会の活動事項を確認した。

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