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建通新聞社(静岡)
2022/06/08

【静岡】建設業の採用支援 仮想空間で企業説明会

 静岡県と、静岡県建設業協会・静岡県建設産業団体連合会(いずれも石井源一会長)は、県内の建設企業の新卒採用を支援する「バーチャルJOBフェア」を開催する。県内の建設企業の参加を募り、2024年3月卒業予定の高校生や大学生とオンラインでマッチングできる合同説明会を開く。オンライン上に仮想空間を構築し、学生にはオンライン上の分身「アバター」としてこの説明会に参加してもらう。
 県はこれまでも、産学官が連携した「静岡どぼくらぶ」などで、戦略的に建設産業の魅力を発信している。業界と連携して建設産業の魅力をアピールし、県内の社会資本整備を担う建設業の担い手を確保するのが狙いだ。
 建設産業や建設の仕事をアピールすることに加え、21年度には、厚生労働省静岡労働局の「高校生JOBフェア」など、合同就職説明会に建設業関連のブースも出展。インターンシップへの参加を希望する学生と県内の建設企業17社をマッチングするイベントも開いた。
 22年度は、こうした県内企業の採用を支援するオンライン説明会「バーチャルJOBフェア」を開催する。
 12月に県内の工業高校や農業高校などを24年3月に卒業予定の高校2年生向けに開催。23年2月には、首都圏や中京圏の大学に在籍し、静岡県のへUターン就職などを考えている大学3年生に参加を募る。参加する学生のアバターと県内企業とのマッチングをオンライン上の仮想空間で実現させる。
 各企業の参加料は1万円を予定。30社程度の参加を想定している。参加する生徒・学生と連絡先を交換し、採用へ直接アプローチできるようにすることも検討している。