市原市は7日、「(仮称)チバニアンガイダンス施設新築工事基本設計委託」の公募型プロポーザルを公告した。委託期間は、契約締結日の翌日から2023年3月24日まで。契約上限金額は1142万2400円。予定概算工事費の8億円を上限として設計を行う。実施設計委託については、一般競争入札、指名競争入札、基本設計受託者との特命随意契約などを検討する。23年度に実施設計を取りまとめ、24年度と25年度の2か年で施工する方針だ。
「養老川流域田淵の地磁気逆転地層整備基本計画」に基づき、RC造平屋、床面積約985uのガイダンス施設および、仮設ガイダンス施設のユニットハウス移設による付属倉庫の整備を行う。
単体企業および設計共同体の代表企業におけるプロポーザルの参加資格要件は、市の入札参加資格者名簿の測量・コンサルタント部門のうち建築関係建設コンサルタントに登録され、同種業務の履行実績(13年度以降に公共工事で延べ床面積1000u以上の施設の建設に関わる基本設計業務または実施設計業務を元請けとして受託し、完了した実績)もしくは類似業務の履行実績(13年度以降に延べ床面積1000u以上の施設の建設に関わる基本設計業務または実施設計業務を元請けとして受託し、完了した実績)を有することなど。
また、設計管理技術者と、「建築(総合)」の主任技術者として、一級建築士の配置を求めている。設計管理技術者および、「建築(総合)」「建築(構造)」「電気設備」「機械設備」「コスト管理」「施工計画」の各分担業務分野の主任技術者はそれぞれ1人とし、兼任は認めない。
設計共同体の場合、構成員数を3以下とし、代表企業が設計管理技術者を配置。原則、「建築(総合)」「建築(構造)」「電気設備」「機械設備」の分担業務分野ごとに主任技術者1人を配置することとし、配置する構成員または協力企業が主体となって当該分野を担う。なお、分担業務分野に「土木造園」「環境配慮」「意匠デザイン」などを追加する場合には、業務内容や理由等を明確にすること。
今後は、13日まで参加表明に係る質疑を受け付け、16日に回答。その他の質疑については17日まで受け付け、29日に回答する。21日まで参加表明書等の提出を求め、29日には参加資格確認結果を通知。7月21日に技術提案書等の提出を締め切り、8月9日の1次審査、10日の1次審査結果通知、23日のプレゼンテーションおよび質疑応答による2次審査、25日の2次審査結果通知を経て、29日に受託候補者を公表する。契約予定日は9月2日。
受託候補者と契約手続きが続行不可能となった場合などは、次点候補者を契約交渉の相手方とする。