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県県土整備部は２０２２年度の橋梁整備事業の概要を明らかにした。今後、下部工は初弾工となる東吾妻町の（仮称）深沢川橋など８件、上部工は西毛広域幹線道路高崎西工区の（仮称）黒沢川橋など10件の工事を発注する。本課発注の案件は（仮称）黒沢川橋梁の上部工など４工事が対象となる見通し。また、上信自動車道の長野原嬬恋バイパスで６橋の詳細設計を４業務で委託する。
事務所ごとに改築を行う橋梁をみると、高崎土木事務所の４橋と上信自動車道建設事務所の４橋が最多。その後、中之条土木事務所の２橋、渋川土木事務所と館林土木事務所の１橋と続く。補修については、伊勢崎土木事務所２橋、高崎土木事務所と中之条土木事務所、沼田土木事務所でそれぞれ１橋を予定している。
上部工のうち（仮称）黒沢川橋梁、（仮称）さくら橋梁、龍ヶ鼻橋、（仮称）厚田跨道橋の４橋は所管課となる道路整備課での公告を見込んでいる。下部工は、いずれも出先事務所からの発注を予定している。
このほか、補修設計および工事を１０３橋で実施する見通し。
事務所ごとの主な内容は次のとおり。
【渋川】
一般県道南新井前橋線新井工区で（仮称）群馬用水橋の下部工を予定している。橋長８・７ｍのＰＣ単純プレテンホロー桁橋。Ａ２の工事を９月に発注する見通し。
【伊勢崎】
主要地方道伊勢崎本庄線の広瀬大橋で補修工事を行う。発注時期については９月を見込んでいる。鋼３径間連続非合成鈑桁橋で２３９・７ｍ。Ｐ２の補強工事を行う。
【高崎】
下部工は高崎神流秩父線矢田工区の多胡橋で初弾工を発注。ＰＣ３径間ポステンバルブＴ桁橋で橋長１４９ｍとなる。10月ごろにＰ１およびＰ２の工事を発注する。
西毛広域幹線道路高崎西工区の（仮称）黒沢川橋梁では、上部工を発注する。時期は７月を予定している。ＰＣ単純プレテン中空床版桁橋で、橋長は21・９ｍ。
【中之条】
東吾妻町で（仮称）跨道橋と龍ヶ鼻橋の上部工を計画。（仮称）跨道橋は16・２ｍのＰＣ単純プレテン中空床版桁橋。工事は10月に発注する。龍ヶ鼻橋は１７７ｍの鋼３径間連続非合成箱桁橋。工事発注を７月に予定している。
【上信自動車道】
吾妻東バイパスは深沢川橋で初弾工として下部工を計画。また、厚田跨道橋上部工および厚田ＩＣ橋の上部工、吾妻東バイパス２期で泉沢川橋の下部工を予定。橋梁は全て東吾妻町内にある。
深沢川橋は橋長36ｍの単純ＰＣコンポ桁橋。Ａ１工事を９月に発注する。
厚田跨道橋は、１５７ｍのＰＣ３径間連続ポステン箱桁橋。上部工を８月に発注する。
厚田ＩＣ橋は39ｍの鋼単純非合成鈑桁橋を計画。上部工を12月に発注する。
泉沢川橋は３２２ｍの鋼４径間連続非合成鈑桁橋・鋼３径間連続非合成鈑桁橋を計画している。Ａ２の工事を８月ごろに発注する。なお、Ｐ４およびＰ５は既に公告済みで30日に開札となる。
また、詳細設計業務は長野原嬬恋バイパスを対象に４件を予定。業務は６橋を◇国道１４５号跨道橋および東電導水管橋（長野原町）◇古森ＩＣ橋（長野原町）◇ウサギ沢橋梁（嬬恋村）◇鎌原１号跨道橋および２号跨道橋（嬬恋村）−の４件に分割して６月〜７月ごろの発注を目指す。
なお、橋梁名はいずれも仮称となる。