津幡町は6月補正予算案に、倶利伽羅不動寺西ノ坊鳳凰殿付近(竹橋、七野)で計画の「体験型観光交流公園」整備に伴う基本設計費1315万6000円を盛り込んだ。7月に業務委託し、公園全体の配置計画や概算事業費、スケジュールなどの詳細を詰めていく。2031年度の全体完成を目指す。
体験型観光交流公園は、豊かな自然やさまざまな地元農産物を生かした新たなにぎわい拠点として、現在雑木林や竹林が広がる一帯約11・3ヘクタールに整備される。モミジ山やイチゴ園、ナシ園、ブドウ園、しだれ梅園のほか、市民農園、体験学習施設、売店・レストラン、休憩所、トイレ、芝生の多目的広場などを設ける。公園全体を周回する道路も造る。
町は11年度に基本構想、13年度に基本計画を策定。その後、17年度から公園に接続するアクセス道路(町道竹橋大坪線、延長約1キロ)の整備に着手し、20年度に工事を終えた。今後は基本設計を年度内に取りまとめ、来年度以降の実施設計に備える方針だ。並行して町土地開発公社による用地の先行取得も進め、本体着工へ準備を整えていく。
基本構想、基本計画の策定業務は国土開発センターが担当した。