建通新聞社
2022/06/07
【大阪】大阪市 長居障がい者スポーツセンター建て替え基本構想調査・検討はトーマツ
大阪市は、長居障がい者スポーツセンター(SC)建て替え基本構想調査・検討業務の公募型プロポーザルを行い、トーマツを受注予定事業者に選定した。プロポーザルに参加したのは5者。同センターの建て替えに向け、PPP/PFI手法などの整備手法やスケジュールなどについて調査と検討を行い、基本構想を策定する。
同業務のうち、基本構想の調査・検討では、▽現センターの課題の把握▽舞洲障がい者SCとの関連性の検討▽施設の機能や規模、構造、配置計画、設備についてパターン別の検討▽複合化やコスト面の検討▽ICT活用についての調査・検討―などを行う。
マーケットサウンディング(市場調査)の実施支援では、多様なPPP/PFI手法の可能性や導入機能、効率的な整備手法、コスト削減などに向け、民間事業者のアイデアを積極的に検討し、基本構想に反映する。
事業スキームなどの調査・検討では、パターン別に想定される概算事業費や事業費調達方法、入札・契約方法などを検討する他、PPP(官民連携)手法と従来型の公共事業手法とでそれぞれ比較検討する。
この他、事業手法ごとに整備に向けた課題とスケジュールを整理する。
6月中旬以降に市場調査を実施、基本構想は7〜9月に骨子案、10〜12月に中間案をまとめ、パブリックコメントを経て、2023年1〜3月に完成させる予定だ。
今回の業務の契約期間は23年3月31日。
23年度に基本計画策定、24年度にPFI可能性調査を行うとみられる。
現在の長居障がい者SCは鉄骨鉄筋コンクリート造2階建て一部平屋延べ8503平方b。所在地は大阪市東住吉区長居公園1ノ32。敷地面積は1万3273平方b。