県東部建設業協会、県建築士事務所協会東部支部、県管工事業協会東部支部、県電業協会東部支部の4団体は6日、豊実保育園と倉田保育園建て替え工事の発注方式に関する陳情書を鳥取市議会に提出。設計・施工一括(デザインビルド)方式で発注が予定されている2保育園について、従来の個別分離発注方式に変更するよう市への働きかけを求めた。
東部建設業協会の藤原正副会長ら3人、建築士事務所協会東部支部の塚田隆支部長ら4人が市役所の議会事務局を訪問。陳情書を提出した後、各会派の議員らに工程表など資料を見せながら、陳情書の内容を説明した。
4協会は陳情理由として、@市内事業者の受注機会の確保A社会情勢の変化による労務費の高騰、資材不足から、利潤確保が困難になる恐れB従来方式でも工期に支障がないC延べ面積450平方bの施設をデザインビルドで発注する理由が不明―の4点を挙げ、改めて発注方式の見直しを訴えた。
今後、議会事務局は提出された陳情書の内容を確認し、付託する委員会を決定。6月定例議会で委員会が採択の可否を議論する。
日刊建設工業新聞