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建通新聞社
2022/06/06

【大阪】堺市 大和川左岸に自転車にぎわい拠点整備へ

 堺市は、阪神高速大和川線と高規格堤防の整備によって生まれた大和川左岸の敷地を利用し、自転車にぎわい拠点整備を計画している。自転車体験施設とサイクルステーション、にぎわい創出施設などを民間主導で整備する。
 未就学児や小学校低学年の子ども向けの自転車体験施設、駐輪環境とトイレを含むサイクルステーションについて、市が費用を負担して事業者が設計・施工・管理運営を一括して行う。完成後の施設は市が所有する。
 加えて、来訪者が自転車に触れるきっかけをつくるにぎわい創出施設の設置を計画。事業者が費用を全額負担して、整備から管理運営まで行う。事業期間は最大で20年間。整備の時期や規模は協議の上、段階的に進めることを可能としている。
 対象地は堺区遠里小野町1丁で、広さは阪堺線大和川駅を挟み西側と東側を合わせた約1・2f。用途地域は工業地域および第一種住居地域。建ぺい率60%、容積率200%。
 今後、整備に向けたサウンディング型市場調査を実施。6月3〜15日に提案を募集し、直接対話を28〜30日に行う。7月下旬に結果を公表する予定だ。提案では、各施設の導入機能や事業の具体的な内容、イメージ図を用いた施設配置や規模などの土地利用の説明、採算性、事業者募集・選定のスケジュールなどを求める。
 同調査を含む事業者募集要項と公募選定支援業務は三菱UFJリサーチ&コンサルティング(大阪市北区)が担当。
 提供:建通新聞社