2025年日本国際博覧会協会は、25年開催の大阪・関西万博の会場整備にかかる施設整備事業(建築工事)4件を、一般競争入札(総合評価方式)・設計・施工一括発注方式で近く発注する。この他、エネルギー施設運用等委託(委託業務)1件を一般競争入札(総合評価方式)・BOO(受注者が設備を設置、所有、運用し、会期後に撤去)方式で7月に発注する。JVの組成の目安は、2〜4者程度を予定(変更の場合あり)。工期は22年10・11月〜27年2月。
施設整備事業(4件)のうち、ゲート施設(GW工区)と大催事場は発注規模50億〜100億円、迎賓館と小催事場は同20億〜50億円となる。
また今後、テーマ館やランドスケープなどの施設整備事業の発注も予定している。いずれも工区割りや発注予定時期などは現在検討中としている。
各案件の概要は次の通り(@概要A工期)。
■建築工事(業務委託・工事請負)
▽施設整備事業(GW工区)―@ゲート施設、営業施設、屋外イベント広場など30棟、延べ面積約2万5000平方b、実施設計・建設工事・工事監理・撤去工事、A10月〜27年2月
▽施設整備事業(大催事場)―@大催事場1棟、延べ面積約9000平方b、実施設計・建設工事・工事監理・撤去工事A11月〜27年2月
▽施設整備事業(迎賓館)―@迎賓館1棟、延べ面積約4500平方b、実施設計・建設工事・工事監理・撤去工事A11月〜27年2月
▽施設整備事業(小催事場)―小催事場、展示場など1棟、延べ面積約4500平方b、実施設計・建設工事・工事監理・撤去工事A10月〜27年2月
■エネルギー施設運用等委託(業務委託)
▽熱供給施設運用等委託業務―@冷水プラント(帯水層・海水熱利用を含む)設置、運用・維持、撤去A12月〜26年12月
■今後の発注案件
▽施設整備事業(テーマ館)▽施設整備事業(静けさの森工区)▽」施設整備事業(ランドスケープ)▽施設整備事業(その他施設)▽施設整備事業(交通施設)
提供:建通新聞社