米原市は、宅地開発等が進むJR米原駅周辺の「米原小学校区内」において急増している保育ニーズに対応するため、新たに私立の認定こども園を設置運営する事業者を公募し保育の受け皿づくりを整備するための事業費を含めた今年度一般開会補正予算案を、2日開会の市議会第2回定例会に上程する見通し。事業者公募は補正予算が成立すれば7〜8月頃にも行い、順当に年内にも選定が完了すれば23年度にも事業者による施設の建設工事から、早ければ24年度にこども園の供用開始へと進めたい考えだ。
補正予算案で措置を図るのは、米原小学校区内における保育の受け皿整備に係る事業費として、認定こども園設置運営事業者選定委員会に係る経費と、測量設計委託料1200万円他を含めた私立保育所等施設整備支援事業費1217万3千円。選定委員会の詳細や公募する施設の詳細は今後、検討し決定する。
公募するこども園の設置先は、米原小学校区内で保育施設用地として活用が可能となる市有地について検討しており、今後保育施設用地化について協議や準備を進める見通し。
米原市内には公立4・私立3の計7の認定こども園があり、米原小学校区内では18年に米原中保育園と米原幼稚園を統合し市立まいばら認定こども園を新設・開園したばかりだが、米原駅周辺の宅地化が進み21年度には待機児童が発生するなど保育施設の供給が追い付いていない状況。市では、重点的に供給が必要な米原小学校区において、早期の保育の受け皿整備を目指す。
提供:滋賀産業新聞