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日刊建設タイムズ社
2022/06/01

【千葉】新たな歴史文化施設/基本計画策定支援プロポ/印西市

 印西市は5月31日、歴史資料の展示および収蔵施設の機能を集約した新たな歴史文化施設の整備に向けた「(仮称)歴史文化施設基本計画策定支援業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。委託上限額は、2022年度341万4000円、23年度1365万8000円の総額1707万2000円。履行期間は、契約締結日の翌日から24年3月25日まで。
 市の歴史文化施設は、印旛歴史民俗資料館や印旛医科器械歴史資料館などがあるが、歴史民俗資料館は開館から36年、医科器械歴史資料館は建設から45年経過し、老朽化による施設の不備が著しい。また、旧市村ごとに資料が保管されているなど、市の歴史・文化・自然を体系的に学ぶことのできる施設がないため、新施設の計画を策定することとした。
 20年3月に策定した公共施設適正配置アクションプランでは、28年度をめどに、印旛歴史民俗資料館および資料整理作業所を木下交流の杜歴史資料センターに集約する方向性を示した。
 また、医科器械歴史資料館は今後、指定管理者で、展示品の所有者でもある日本医科器械資料保存協会と協議し、27年度をめどとした民間施設への移転や譲渡等を検討する。
 業務では、22年度に歴史文化施設としての基本方針や基本構想、施設機能の基本的な考え方や全体構成を検討し、市内の展示・収蔵施設における資料の収集・保存・管理などの現状を把握。23年度には基本理念・活動方針、類似の先進事例を踏まえた事業活動計画、展示計画、施設機能や諸室規模、管理運営計画、今後のスケジュールや概算事業費の検討などを行う。
 プロポーザルの参加資格は、市の競争入札参加資格者名簿委託部門の「調査・計画:その他」に登載され、過去10年間、官公庁が発注した博物館施設における延べ床面積3000u以上の基本構想または基本計画策定業務の元請け業務の実績を有することなど。
 今後は、7日まで質問を受け付け、10日に回答。14日まで参加申請書などの提出を求める。参加資格確認結果を24日に通知し、24日〜7月1日に企画提案書などを受け付ける。プレゼンテーションを8日に実施し、同月下旬に審査結果を通知、契約を締結する。k_times_comをフォローしましょう
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