高知県教育委員会は、県立中村中学校新校舎建設の実施設計者を決める公募型プロポーザルで、艸建築工房(高知市)を候補者に選定した。4者が参加したヒアリングで審査員5人中4人が最高得点を付け、「学校現場の要望に柔軟に対応していた」「具体性を持っていた」などと評価された。
中村高校・中学校の敷地南側にある駐車場の一角に2階建て延べ約990平方bの新校舎を建設する。1階には給食搬入施設や食堂兼多目的室、保健室など、2階には普通教室や職員室、校長室などを配置する。この他に渡り廊下や駐輪場の建設、既存校舎の改修も進める。概算工事費は5億0400万円。年内に設計をまとめ、12月補正または2023年度当初で工事費を確保する考えで、24年3月の完成を目指す。
建設場所は四万十市中村丸の内24。
提供:建通新聞社